「遺影撮影」という言葉を近年耳にするようになりました。
最期の時を飾る一枚として素敵な写真を撮りましょう、というのは決して悪いことではないと思うのですが、
自分にはまだ胸の締め付けられる響きに感じてしまいます。
私もご年配のかたの撮影のご依頼をいただくことがありますが、
なるべく自然な光のなかで、いつもの佇まいを撮影できるように心がけています。
そしてかならずまた来年撮らせてくださいね、とお伝えします。
歳を重ねたからこそ写る空気がそこには必ずあると思いますからぜひ、毎年の決まり事として写真に残してもらいたいと思う日々です。
(もちろん、それはご年配のかたに限らず!)
もう歳だから写真はいいよ、というお気持ち、あると思います。
しかし「今撮った写真はその後のいつの自分よりも若い!」という名言をされている方がいました。あっぱれです。
気軽にご依頼いただけたら嬉しいです。
写真は思い出の一枚です。
どんな時でも、どこにいても、生きてきた証が、お人柄が
そこには写し出されます。